位置 |
桜町西区地内で建設中の巡見街道(国道306号)のバイパスと坊主尾道の交差点から、北北西に約350メートルの字大谷の山地(標高約95m)にある。
現在は、株式会社グレイスヒルズカントリー倶楽部ゴルフ場内にほぼ原型を留めて存在することが航空写真から確認できる。
マンボは、この弁天池の東南東に掘削されていた。 |
タイプ |
弁天池のマンボは、標高約95mに築かれた弁天池の水を、下段の台地・字乾谷(あざいんだに)の標高約85〜70mの水田を、灌漑するために掘られた導水型マンボです。
2マンボの基礎知識−A導水型マンボへリンク。
マンボは弁天池の東南東から取水された。昭和41年、土地改良事業以前の弁天池の受益田(昭和41年作製航空測量地図による)で確認できる。
また、当地の受益者の証言によると、マンボの開口部には、設置年代は不詳であるが、径60cmのヒューム管が埋められていたそうである。 |
規模 |
弁天池の規模 |
東西:95m、南北:72m、面積:3,339u(1,010坪) |
マンボの長さ |
約50メートル |
受益面積 |
受益地は、弁天池の下段の台地から坊主尾道(県道平尾桜町西線)までの台地一帯。
昭和40年代の受益面積は約2町歩(約2ha)。それ以前については不明。 |
現状 |
当マンボの開口部と弁天池は、(株)グレイスヒルズカントリー倶楽部ゴルフ場に売却され、弁天池は残されたが、マンボは危険防止のため削平された。 |