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「劇工房MAKO企画」様と交流

 2006年10月初旬、 一通のメールがきっかけで、思いもかけないご縁を頂きました。

  「劇工房MAKO企画」代表・岸本昌子様から、
 「桜郷土史研究会のページ「一生吹山の歴史」を参考にして、「さくら城に沈む月」という戯曲を書きました。戯曲ですので史実とはかけ離れたものになっていますが、もしよろしければ台本を読んでみて頂いけないでしょうか?」と、予想だにしなかったとても嬉しいメールを頂戴しました。

 こうして、無念の死を遂げた若き佐倉城主小林重則がもたらしてくれたご縁で、劇工房MAKO企画様と桜郷土史研究会の交流が始まりました。


 下記は、「MAKO企画様」と「桜郷土史研究会」の、2010年から2006年へと「さかのぼりの交流の記録」です


2010年4月28日(水)・・・「劇工房MAKO企画様」佐倉城主墓参拝と交流会

 「さくら城に沈む月」の相応寺公演は大成功を収め、MAKO企画御一行様が再び佐倉城主へお礼の墓参に来られました。公演の前後には、必ず墓参に来られる若い役者さんやスタッフの方々の真摯さに、地元の誰もが感銘を受けています。

 午後1時30分から桜地区市民センターで、「夢どんぶり(桜に文化を育てる会)」会長の寺尾甲様、「桜たのし会」会長の松下義和様、そして桜地区地域マネージャーの水谷菜穂子様にも御参加いただき、MAKO企画御一同様とささやかな交流会を開くことができました。
 演劇と「声明(しょうみょう)」とのコラボレーションを見事に演出されたMAKO企画代表岸本様の話、演出家小川珊鶴様には「桜」の持つ力とはかなさを存分に活かすため演出に懸けた情熱、また当方から劇団運営についての率直な質問に、マネージャーの浜島様が演劇活動を続けるための苦心談を・・・等々皆様の非常な熱意に圧倒されっぱなしで話題は尽きず、最後に役者さんたち一人ひとりに、役作りの心境や苦労話などを・・・さすがに話し方もお上手で、お陰で楽しいひと時を過ごさせて頂きました。



左から、杉原伊織様、マネージャー浜島久子様、
MAKO企画代表岸本昌子様、演出家小川珊鶴様



夢どんぶり会長寺尾甲様ご挨拶


「桜たのし会」会長松下義和様ご挨拶


左から、高橋奈々江様、杉原伊織様、浜島様、
岸本様



左から、松山祐士様、望月森央様、高橋幸誠様、
吉本真二様



左から、高橋幸誠様、吉本真二様、北香里様,
高橋奈々江様



左から、小川様、(有)マザーボード代表水野惠美子様、中田リナ様、伊藤整子様、福田敏一様



桜観音霊場 天文8年戦死者墓参


桜観音堂参拝


佐倉城主墓参


2010年3月28日(日)・・・「さくら城に沈む月」相応寺公演を観劇 

 浄土宗宝亀山相応寺本堂、満開の桜が美しく飾られたその中央で、阿弥陀如来様が衆生を優しく見つめておわしました。
 壮麗な雰囲気に包まれた舞台で、朗々と「声明(しょうみょう)」が唱えられ、出演者総出で仏様へ拝礼、やがて観客は「さくら城に沈む月」の世界へと誘われ、巧みな演出に魅了されました。







 (写真撮影:相場義生会員・鈴木健一会員) 

  •  1539年(天文8)、わが郷土の戦国武将・佐倉城主小林重則(しげのり)が、矢合川(やごうがわ)沿いの殿原(とのはら)の地で、無念の自死を遂げてから471年という永い歳月が流れました。
     今回、仏様の御前で「さくら城に沈む月」が上演されたことで、小林重則城主は言うに及ばず、城主と運命を共にした無名の戦士や、戦乱に巻き込まれた村人たちは、誰も皆感涙にむせんだことでしょう。
     桜地区では、「さくら城に沈む月」の上演をきっかけとして、そして昨今の「戦国武将」ブームに乗って、佐倉城主をはじめとする郷土史関係の話題が沸騰しています。私たち郷土史愛好者にとってこんなに嬉しいことはありません。
    「劇工房MAKO企画」の岸本様と御一同様に心から感謝申し上げます。(2010年3月30日 記)
 
「さくら城に沈む月」相応寺バージョンを観劇して  

  • “さくら城に沈む月” この劇は3年前の1月と10月に公演され今回は3回目となりました。

    前回(10月)は桜小学校での公演で観られた方も見えると思いますが、今回の最大の特徴は名古屋市千種区の浄土宗相応寺さんでの公演、いわゆるお寺さんバージョンで黒亀会の14名の皆さんの聲明
    (しょうみょう)も注目されました。

    黒亀会
    (こっきかい)は浄土宗尾張地区の有志のお坊さんの集まりで聲明(メロディーのあるお経)、尺八、和太鼓、ハンドベル等々の幅広い活動をされています。

    今回の公演の最終日(三日目)に観せていただいたのですが、立ち観の方がでる盛況で、聲明の厳かさと劇団員の心を揺さぶる熱演、感動の二時間であっという間に時間が過ぎ去りました。
    無念の死を遂げた佐倉城・小林重則城主も成仏されたことでしょう。

    “さくら城に沈む月” 四日市桜地区での再演を祈願しまして相応寺さんを後にしました。
    縁〜えにし〜人と人との縁とは不思議なものです。
    歴史に興味ある方、そうでない方、一度桜郷土史研究会の門を気軽に叩いて下さい。

                      (2010年4月1日  記: 藤田俊樹会員) 




2010年2月10日(水)・・・相応寺(名古屋市千種区)公演前、佐倉城主墓参拝及び交流
 
 劇工房MAKO企画プロデュース「さくら城に沈む月」は、来る3月26日、27日、28日の三日間、浄土宗宝亀山相応寺(名古屋市千種区)で公演されます。

 役者さんも演出家の皆様も公演に向けて御多忙の最中、2月10日佐倉城主のお墓参りに来られ、私たちの再会が叶ったのです。2007年10月21日に桜小学校体育館で「さくら城に沈む月」公演以来のこと、感慨もひとしおでした。
 桜地区市民センターで、「夢どんぶり(桜に文化を育てる会)」の寺尾甲会長と熊谷センター副館長にご出席いただいて、再会を喜び歓談しました。 
 来る相応寺公演では、主役の一真が杉原伊織さん、さくら城主高津秀則を高橋幸誠さんと前回公演とはキャストも変わり、しかも声明(しょうみょう)のコラボレーションもあり見どころ満載とのこと、私たちも是非観劇したいという思いを一層強めました。
 その後、生憎の小雨のぱらつく空模様でしたが、佐倉城主のお墓参りと関連史跡見学に同行して、佐倉城主小林重則の無念の心境に想いを巡らせるなど貴重な時間を共有させていただきました。
 (註:声明・・・仏教の儀式・法要で僧の唱える声楽の総称)



(劇工房MAKO企画様ご一行)



(夢どんぶり寺尾甲会長のご挨拶)



(劇工房MAKO企画代表:岸本様)



(空間演出:小川珊鶴様)




2007年2月17日(土)・・・「さくら城に沈む月」御一行 佐倉城主墓へお礼参り及び交歓会
 
 2007年1月28日、「さくら城に沈む月」の公演は大成功をおさめて幕を閉じました。
 そして、2月17日(土)には冷たい雨の中、役者さんとスタッフの計12名様が、佐倉城主墓へ公演成功のお礼参りに来られました。

嬉しいことに、桜町南区たのし会の松下会長他3名様が役者さんたちを観音堂で出迎えてくださり、その後センターでの交歓会にもご参加くださいました。
その交歓会では、MAKO企画様からお持ち頂いた公演の記録写真をスクリーンに映して皆で鑑賞したり、舞台衣装の工夫や舞台美術の秘話をお聞きしたり、興味は尽きることなくあっと言う間に時が過ぎました。

                         (写真撮影:相場義生会員)



2007年1月28日(日)・・・会員8名「さくら城に沈む月」観劇  

 公演・・・「さくら城に沈む月」 
 場所:愛知県芸術劇場小ホール
 日時:2007年1月28日(日) 11:00の部を鑑劇

 「さくら城に沈む月」の役者様、スタッフの皆様、
          大きな感動をありがとう!
    
    一真役の高橋幸誠さんとスタッフの皆様と共に
         (撮影:2007年1月28日(日)11:00の部を観劇後)




2006年12月9日(土)・・・「桜町南区たのし会」から劇団へ激励メール発信

劇団の皆様へ

 先日は佐倉城主の墓に綺麗なお花をお供えして下さり、ご丁重にお参り頂きましてありがとうございました.
私たち一同、「さくら城に沈む月」の公演の御成功を心から祈念しております。

2006年12月9日              桜町南区たのし会 会長松下善和




2006年11月23日(木)・・・「劇工房MAKO企画」様と交流会、及び「佐倉城関連史跡」ご案内

(1)「劇工房MAKO企画」様御一行と交流
 2006年11月23日、私たち郷土史会員は、「さくら城に沈む月」の劇団御一行10名様と桜市民センターで交流・歓談し、その後で佐倉城主関連史跡をご案内しました。

    
 右から桜郷土史研究会:中根修会長、劇工房MAKO企画代表:岸本昌子様、後援:ガレリア・ラ・エスセーナ(江尻智美様)、舞台美術:小川珊鶴様、さくら城主役:椎名雄久様、一真役:高橋幸誠様、村瀬役:杉原伊織様、楓役:浦山真江様、藤役:江尻優名様、千代役:望月森生様 (撮影:相場義生会員)

(2)史跡見学・・・佐倉城主関連史跡をご案内
 「一生吹山」(一生吹山砦城跡)→ 「観音堂」(佐倉城主墓)へ

一生吹山毘沙門天お堂前にて

記念撮影


佐倉城主のお墓参りをしていただきました。
(桜観音堂の階段横)

桜観音堂参拝
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