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2006年度 
シデコブシ通信 第1報 (2006年4月4日号)
           自生地の環境悪化! (2006年4月4日(火) 午前11時撮影)

    シデコブシ自生地が竹に侵食され環境悪化。
    2005年4月1日撮影写真 と見比べて下さい。

[写真1] 撮影日:2006年4月4日
自生地北西角から撮影(1997、2005年と同位置)

写真中央が窪地。右の白っぽく枯れ木のように見えるのがシデコブシ。左は駐車場側の土手。
中央〜左は竹の繁殖でミルク道路が見えない。
[参考写真]
(撮影日:2005年4月1日)

シデコブシ遠景

 しかし幸いにも、一番大きなシデコブシの幹が去年よりも一回り太くなり、しかも日照を求めて土手側へ勢いよく枝を伸ばし大きく成長したことが顕著。
 一方、その他のシデコブシは竹や雑木に日照を遮られ勢いが無い。
[写真2]

上掲左の写真で枯れ木のように見えるシデコブシの一番大きな木に硬い蕾を確認。


シデコブシ通信 第2報 (2006年4月13日号)
           シデコブシ開花! (2006年4月13日 13:30撮影)
[写真3]
萌黄色(もえぎいろ)の小ぶりの蕾、濃いピンク色の大きな蕾、半開花弁の初々しさ、全開花弁の優雅さ等々・・・シデコブシ観察の絶好期です。
[写真4] (自生地北側の駐車場から撮影)
今年は足場が悪くて危険ですから、
  見学・観察にはくれぐれもご注意ください!
 
写真中央がシデコブシ。左上の花は山桜。


シデコブシ通信 第3報 (2006年4月22日号)
          自生地の竹が伐採される (2006年4月22日 13:30撮影)

    善意ある方によって竹が伐採されました。
    明るい光が射し込み、シデコブシは生気を取り戻したかのようです。
[写真5]
第一報の[写真1]と同位置、北西角から撮影

例年のようにミルク道路も見えるようになりました。 これで今年も日照が確保され、風通しも良くなり、シデコブシの繁殖に期待が持てます。
[写真6]
シデコブシに陽射しがたっぷり注がれている。

名残りのシデコブシの花がチラホラ。
写真手前、駐車場の土手には伐採された竹が枯れて白っぽく見えています。


シデコブシ通信 第4報 (2006年6月11日)
          本格的に竹や雑木が伐採される  (2006年6月11日 12:30撮影)

   四日市市教育委員会社会教育課が、シルバー人材センターに委嘱して、5月下旬〜6月上旬に桜町のシデコブシ指定地の竹や雑木の伐採を実施してくださいました。
[写真7]
第一報の[写真1]と同位置、北西角から撮影

写真5(4/22撮影)より更にスッキリしました。
手前の柵を超えて土手側に大きく伸びているシデコブシの新緑はとても美しい。

[写真8]
シデコブシ指定地の中央を駐車場から撮影

正面から見ると、シデコブシの日当りが確保された様子が明瞭。説明板左横にあった山桜の木が伐られ切り株だけが残っている・・・ちょっと残念。
[写真9]ミルク道路と駐車場の角から撮影

ミルク道路沿いに大きなシデコブシの木が顔を見せました。
[写真9]

後片付けは予算の関係で・・・・・。

【取材後記】
 去る4月4日にシデコブシ指定地を訪れ、竹の猛威でシデコブシの木が見えないほどの荒廃ぶりに強い衝撃を受けました。その後、多くの方々の善意と桜地区市民センターと社会教育課のご尽力のお陰で、私たちの町のシデコブシに光が差し込みました。シルバー人材センター派遣の作業員さんの熱心な仕事ぶりも拝見しました。ここに皆様に心から感謝申し上げます。          文責:永瀧 洋子

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